薬剤師Kです。
短答式試験を免除してもらえる最後の年だったため、どうしても合格したいと思いましたが、すぐ勉強に着手するのではなく12月から3月は試験と自分を見つめなおす期間に充てました。
マクロな視点だと、H29年と大きく変えたのは、以下二つです。
- 大原の答練を受け始めたこと
- 効率的に休息する方法と集中力を高める方法を取り入れたこと
また、各科目の学習方法をどのように変えたのかも書きます。
大原の答練
平成28年度、29年度の論文式試験では、受け終わった後の自分の感触と実際の結果に乖離があったため、文章を回答するにあたり何かお作法があるのだろうと考えました。また、予備校生の優秀な解答を見ることができることも魅力の一つでした。
そのため、各科目の基礎答練、応用答練、直対答練を受講しました。
私は管理会計論が1番不安であり、また企業法、監査論を武器に戦いたかったため、この3科目のみ時間を測り、回答を作成しました。
私にとって、財務会計論、租税法は初見では全く分からないため、解答を見て理解することを繰り返しました。統計学はその時間を取るのがもったいなかったため、スマホで問題を撮り、スキマ時間に解いていました。
結果として、独学の受験生も答練を受けるべきかとは思います。
他の予備校も同じかとは思いますが、独学者には貴重な解答解説の動画が見れますし、何より、優秀者の解答を見てどのような文章であれば点をもらえるのか分かるからです。これにより、学習において力の入れどころがわかるようになりました。
また、いくつかの問題を的中させていたため、記憶を吐き出すだけで回答が書けましたので、大変助かりました。
休息する方法、集中を高める方法
確保できる時間はどうしても限られているため、時間の有効活用を考えました。
勉強を開始する際に疲労を感じたくないため、良質な睡眠を取りたかったので、「スタンフォード式 最高の睡眠 (西野精治著)」を読んで、実行していました。実感としては、少し眠りの質が良くなったのかなという感覚でした。
また、集中力を高めるために、「世界のエリートがやっている最高の休息法 (久賀谷 亮著)」を読みました。本の中でマインドフルネスという脳を休める方法を紹介していますが、これは効果覿面でした。勉強した内容が忘れにくい感覚になり、仕事でもミスが減りました。これは今後の人生でも続けていきたいと思います。
科目ごとの変更点
財務諸表論
追加なし。基準を読む時間はありませんでした。
管理会計論
追加なし。
監査論
監査論は、実際の監査のイメージが沸かなかったため、監査のイメージを膨らむように本屋さんで実務に関する本を2冊ほど読みました。正直、読まなくても良いかとは思います。答練を受けることで、監査のイメージが付きましたので。
企業法
企業法は、平成29年度に判例を知っていれば回答を書きやすい問題が出題されたため、判例に対する理解を深めるために、「会社法判例インデックス(野田 博著)」、「平成26年会社法改正(岩原ら著)」を読みました。これは、とても役に立ちました。回答の言い回しでも参考になりましたし、企業法の判例における折り合いのつけ方を学べました。
租税法
追加なし。
追加なし。
また、模試は大原1本に絞りました。
以下、結果です。
少し時間がかかりましたが、何とか合格することができました。
企業法は得点率が低いと思ったのですが、良い得点率で助かりました。
反対に統計学はもう少し伸びてくれると思いましたが、ミスが多かったため、29年度よりも落ちてしまいました。まぁ受かったので良いのですが。
公認会計士試験は社会人で独学者でも合格することは十分可能だとおもいます。
今後受験されるかたは、是非頑張ってください。