どうも、薬剤師Kです。
今回は、公認会計士試験・H29論文式試験の結果をお伝えします。
28年度は企業法・統計学の科目合格を目指し、とても偏りのある学習でしたが、29年度で合格したかったため勉強の対象を見直しました。
ようやく週に20時間は確保できており、受かったと思ったのに。。。
なぜだぁぁぁ!!
H29年の学習内容
財務会計論
財務会計論計算は、短答式でも使用していた 「公認会計士試験 短答式試験対策 1問1答問題集(LEC)」を継続して活用し、第3問を落とさないようにしようと考えました。
財務会計論理論は、基準を読み込むことと、「公認会計士試験 論文式 財務諸表論 演習セレクト50題(石井和人著)」を暗記することを決めました。「平成22年度 公認会計士論文式本試験に完全対応!」と書かれてありましたが、内容が変更した論点を把握していれば問題ないと考えました。そもそも参考書の種類がないため仕方ありません。私が受験するときは連結の内容が変更されていたため、それ以外を参考にしていました。
この時、1字1句同じように文章を暗記しようとしてしまい、かなり効率が悪かったです。
管理会計論
管理会計論は、特に参考書を増やしませんでした。
行ったことは、短答式でも使用していた「簿記の教科書 日商簿記1級 公簿原計編(TAC)」シリーズを見直して、それぞれの論点の解き方を頭の中で繰り返すことです。あとは原価計算基準を試験直前に見直したくらいです。
監査論
監査論は、「公認会計士試験 論文式 監査論 セレクト30題(大澤 豊・中里拓哉著)」を使用し、3周は読み込んだと思います。これだけで大丈夫!とは言えないかもしれませんが、購入した参考書の中で1番「なるほど!」と思えた参考書です。問いに対する解答解説で監査論に対する理解がとても進みました。
また、改定前文を基に回答を書かせる問題も出題されていたため、改定前文を読み込みました。暗記しようとは考えずにただスキマ時間に読んでいたくらいです。
企業法
企業法は、28年度から引き続き、「公認会計士試験論文式 企業法 演習セレクト30題(松村利裕・石井洋史著)」を使用しました。ここも財務会計論理論と同じように1字1句同じ文章を暗記しようとしたため、学習効率を落としてしまいました。こういった、どこまで力を抜いても良いのか判断することは独学者には難しいかもしれませんが、それに対する処方箋は後日のブログで。
租税法
租税法は、「公認会計士試験 租税法対策(村田守弘著)」をメインに使用しました。
また、租税法は法人税法、所得税法、消費税法を1から学習する必要があったため、それぞれ「[図解]○○税法 超入門」を学習の初めに1度読みました。模試等で分からないところがあればこの参考書に戻っていました。
この参考書で頑張っていこう!と思っていたのですが、法人税のみ、模試の解答等を見ても内容を咀嚼できなかったため、「税理士受験 法人税法 完全無欠の総まとめ」を辞書のように分からない時に参照することにしていました。
統計学
統計学は、平成28年度に引き続き、「統計学入門(東京大学出版会)」を使用して各論点を何も見ずに説明できるようにしようとしました。さらに、インターネットで初学者向けに理解しやすいとされていたため、「基本統計学(宮川公男著)」を自分に自信がない論点を見直すために購入しました。
ただ、今年度は統計学以外の学習時間を増やす必要があったため、座って学習することはほとんどなかったと思います。移動時間に、例えば独立性の検定はどのような流れだったかなぁと数式をアウトプットしていた程度です。
以下、結果です。
手ごたえは、監査論、企業法、統計学はかなり点数は高いが、財務会計論はふつう、管理会計論、租税法はあまり得点できていないな、という印象。
満足できる結果は統計学くらいでした。
会計学は受けた感触からは納得できるのですが、監査論、企業法は28年度に引き続き、点数が低い理由がわからず。予備校の模範解答と大きく方向性は外していないはずなのに。。。
逆に租税法は予想以上に高い。「なぜだ?みんなそんなに租税法できないのか?」と、来年は租税法を武器にしてもよいかもな。。と考えていました。
反省点
- 学問の本質を考えようとせず、参考書の内容を丸々覚えようとしたこと。学習のモチベーション維持にもそれぞれの科目を楽しんでほしいと思います。
- 回答を書く練習をほとんどしなかったこと。
とりあえず落ちたのは間違いないのだから、最後の年をどのように過ごすのか真剣に考えました。
「公認会計士の受験の世界では、論文式を3回落ちると「三振」というらしい。。。。自分はそうならないように頑張らなくては。。」と危機感がMAX。
どのように勉強スタイルを改善したのかは次回のブログで。